山形の名店から受け継いだ「シンプル・イズ・ベスト」の中華そば!八千代の「中華そば 金ちゃん」(八千代中央駅/萱田町)

最終更新日

皆さん改めまして自己紹介します!!自称日本一ラーメンを食べているアスリート(自分調べ)こと一場治之進です。「さくらぶ」では初の投稿になります・・これから、宜しくお願い致します。

さて、今回は初取材と言う事で八千代市の人気ラーメン店に来てみました・・・・そう、あの東北の極上の味を堪能できるお店です。

 



場所(中華そば金ちゃん/八千代市)

中華そば金ちゃん 最寄り駅の東葉高速鉄道八千代中央駅
駅前に公園が広がる爽やかな駅が最寄り駅だ!!

今回のお目当てのお店の最寄り駅は東葉高速鉄道「八千代中央駅」で、駅から約1km程。「ゆりのき通り」を抜けて、国道296号線に向かう途中にあります。

八千代市の中華そば金ちゃん 外観
駅からお店に向かうと鮮やかな黄色い看板が見える。
八千代市の中華そば金ちゃん 外観 駐車場入り口
お店の裏には広い駐車場完備!!!!「山形」をテーマにしたお店は次々とお客さんが来る人気店!!
「と、とりあえずラーメンを食べに・・いやいや、お店の方にお話を聞きに行きましょう!!」イチバのテンションはマッスル(MAX)に!!
八千代市の中華そば金ちゃん 入り口
「ちょっと先に入って券売機の様子を見てきます。」そそくさと入るイチバ。



店内・メニュー(中華そば金ちゃん/八千代市)

店内は「和」の落ち着いた雰囲気で、カウンター6席・テーブル4席×1・座敷4席×3の計22席です。どこかホッとするような雰囲気は居心地が良いですね。

八千代市の中華そば金ちゃん 店内
落ち着いた雰囲気の店内は「帰ってきた」様な気分にさせられる。

実はこちら「金ちゃん」では山形の味が堪能できると言う事ですが、山形と言えばがつくラーメンどころなんですね。実は人口10万人当たりのラーメン屋の比率では堂々1位(2017年データ)と言う事で、それだけに洗練されたご当地ラーメンが県内に多く存在するのです。

 

八千代市の中華そば金ちゃん 店内 食券販売機
良く見ると券売機には「中華そば」「辛みそらーめん」「冷やしらーめん」と・・山形県のご当地ラーメンが名を連ねる。

優柔不断なイチバは券売機の前で腕を組んで迷いまくります。こう言う時は・・・

必殺「店主に聞く」を発動!!※全然必殺じゃない

 

八千代市の中華そば金ちゃん 店内 食券販売機 
「”辛みそ”もオススメですが、”中華そば”を食べてもらいたいですね!!」と店長の大島さん。じゃあ「オススメ」と書いてある「特製中華そば」をポチ。
八千代市の中華そば金ちゃん 看板
思い出してみると、確かに外の看板には「中華そば」が大きく書かれていたなぁ。

 

イチバのRMYK(ラーメン用語解説)・・説明しよう!!!ご当地ラーメンとは!!ある地域のラーメンが長い年月を経てその土地の文化・風土に合った形に変化し、その地域の中で同じような特徴のラーメンが軒を連ねる事だ。全国的に知名度が高くなく小規模である場合は「地ラーメン」とも呼ぶ事が多い。そのほとんどが地域の名前を冠して呼称される事が多い。ちなみに北は北海道・・南は沖縄までご当地ラーメンが存在する。首都圏のラーメンフリークは、首都圏では食べられない洗練されたご当地ラーメンを食べる為に「遠征」と称して飛行機や新幹線に乗り込む。ちなみにイチバは遠征中に24時間でラーメンを9杯食べたと言う記録がある。

 

 



調理(中華そば金ちゃん/八千代市)

店主の大島さんにお願いして調理を見学させて頂きました。

 

八千代市の中華そば金ちゃん 店主 大島さん
”金ちゃん”の辛味噌は秘密なんですよ。」大島店長。そりゃあ山形の「宝」は簡単に教えられないでしょう!

「スープ(出汁)は鶏ガラ・ゲンコツ・手羽先・葱を4~5時間程煮込んで作ります。カエシ(タレ)はチャーシューの煮汁。ちなみに辛味噌ダレは所謂”門外不出”なので秘密で。」大島店長

 

八千代市の中華そば金ちゃん 麺のアップ
麺は自家製麺!茹でる前から弾力を感じさせる麺は美味しそう!!!茹でる前に手で解す。
麺を解してから丼を準備。その後にチャーシューを切る・・・そして丼の中にお湯を入れて丼を温める。流れる様な動きで慣れた手つきだ。
麺を茹でる為にお湯の中に泳がす・・これはまさか・・平ザル!!!!

「平ザル(麺を湯切りする為の平らなザルで扱いが難しい)を使えるんですか??」とイチバは驚きます。ほとんどのお店が”てぼ”(深い麺用のザル)を使う中で、かなりの練習をしないと扱えない”平ザル”を使うとは・・・。

「修行先では”平ザル”を使う様言われました。」大島店長は言います。

 

麺を茹でながらカエシ(タレ)を丼に入れる。醤油の香ばしい香りが漂う。その後に寸胴(スープの入った大きな鍋)からスープ(出汁)を丼に入れる
お湯の中で泳ぐ茹で上がった麺を金魚すくいの様に平ザルですくいあげて・・・
リズム良く湯切り。平ザルの上で麺が跳ね躍る姿は一見の価値がある!!
解説をしながら、最後に具を盛り付けて終了。かなりの職人さんなのはスムーズな動きで分かる。



実食(中華そば金ちゃん/八千代市)

八千代市の中華そば金ちゃん 特性中華そば
これが「金ちゃん」「特製中華そば」だ!!!美味しそう!!!!
「これだよこれっ!!」と叫ぶイチバ。山形の米沢ラーメンを思わせるノスタルジックな中華そばのビジュアルに感激!
キラキラと輝く鶏ベースのスープは数珠の味!

スープ醤油の香ばしさ芳醇な鶏の旨味が効いたもので、口に含むと香ばしい「和」の旨味が口の中一杯に広がります。「阿波尾鶏」を使用しているとの事ですが、鶏の上品な香りが特徴です。スタンダードな中華そばのスタイルながら、非凡な旨味に驚きます。

 

鶏の旨味が凝縮されたスープにレンゲが止まらない!!

自家製の多加水の中縮れで、プリプリした食感に唇に当たる縮れのプルプル感が心地良いですね。お店でここまでの麺を作るのは見事としか言えません。鶏の効いたスープとの相性もバッチリで、スープと麺だけでもかなりの完成度を感じます。

 

自家製の麺は表面に若干のザラつきがあり、これがスープとの絡みを一層良くしている。

「特製」なので所謂「全部乗せ」です。ロースのチャーシュー・メンマ・味玉・海苔・葱・ナルトで、スープと麺の邪魔をしない味付けですね。「中華そば」らしいビジュアルを崩さないのも良い感じです。

 

ロースのチャーシューは香ばしい味付け。他の具材も派手さはないが、丁寧な作り。

ベースとしては山形の「米沢ラーメン」が近いですね。一言で言えばスタンダードな「中華そば」なのですが、加水率の高い麺・・・・それに出汁感がしっかりしたスープがそれに近いです。スタンダードなスタイルを非凡に作りあげた1杯にイチバは満足です。

 

「こう言う洗練された1杯を出されると弱いなぁ!!」と言いながら箸が止まらないイチバ。
気づけば汁完!!!極上!!
八千代の中華ぞば金ちゃん 特製辛みそらーめん
こちらが「特製辛みそらーめん」。所謂「赤湯ラーメン」だ!!

「特製辛みそらーめん」は、出汁感のあるスープに辛味噌を徐々に溶かすと・・・・旨味と辛味が鬼の様に口の中に広がり、更には極上の自家製麺に絡んでいて美味しいですね。山形県で赤湯ラーメンをかなり食べたイチバでも、現地の名店に負けていないと唸る程です。

 

イチバのRMYK(ラーメン用語解説)・・・説明しよう!!「米沢ラーメン」とは!山形県を代表するご当地ラーメンの1つで、その名の通り米沢市付近で提供されるラーメン。加水率高めの縮れ麺に鶏や煮干しを使った透き通ったスープが特徴。元々は1920年代に米沢に居住していた中国人の料理人が引いていた屋台が原型と言われる。米沢の現地では「ラーメン」ではなく「中華そば」と呼ぶ事が多く、お店同士の組合として「米沢そんぴん会」などを結成している・・・・。加えて「赤湯ラーメン」とは!!山形県南陽市(旧赤湯町)付近で提供されるご当地ラーメン。中華そばの上に唐辛子・味噌・ニンニクなどを和えた辛味噌が乗り、青海苔が降り掛けられているのが特徴。発祥は1958年に創業した「龍上海」。実は「味噌ラーメン」の発祥は札幌市の「味の三平」の1961年と言われるが、龍上海はその前から出していた可能性がある。南陽市には同じような系統のラーメンを出す人気店が複数存在し、ご当地ラーメンになっている。山形にはこの2つ以外にもご当地ラーメンが存在し、イチバは本気で山形への移住を考えないといけないと常々思っている。

 

 



お店のこと(中華そば金ちゃん/八千代市)

店長の大島さんにお話を伺いました。

若くして、かなりの腕の職人である大島さん・・・何故ラーメン屋に??

大島店長は千葉県習志野市出身で、IT関係の学部に進学後ラーメンの世界に入りました。

「元々、父親と一緒にラーメン巡りしていたんです。それで段々とラーメン好きになって・・・特に東北方面のラーメンとか好きでした。」大島さん。家庭環境に「美味しいラーメンを求めて食べ歩く」習慣が根付いていたんですね。

 

イチバも東北の方面のラーメンが特に好きなので、かまりマニアックな話に花が咲きました。

学生生活を終えてから、何をやりたいかが分からない時期があったそうです。そんな時に「ラーメン屋」と言うキーワードが頭をよぎったそうですね。

「自分でラーメンを作って、お客さんの笑顔を貰えたら最高だ!って思ったんです。それで、”この辺で一番美味しいのは金ちゃんだろ!!”って思って6年前(2014年)に入社しました。」

 

父親とラーメンを食べ歩いた事が大島店長の人生の道を切り開いた。

「金ちゃん」は元々は山形県南陽市の名店で、山形県内に暖簾分けのお店を多数輩出していますね。残念ながら現在(2020年8月)は本店は閉店していますが、弟子たちのお店が名前を守っています。

”金ちゃん”大木オーナー”家族と食べて好きだった味”を出すために2013年にオープンしました。震災をきっかけに大木オーナーのもとを訪ねた方が店長になったそうです。その店長は山形の本店まで修行に行ったそうですね。」

 

山形の名店「金ちゃん」に修行に行くことになった大島さん。

「私が入社後、店長は1年後に辞めると言っていて・・”辞めるなら本店に修行に行かないと”と言う話になりました。」こうして大島店長は山形の本店に修行に行くことになったそうです。

「本店の金田さんは本当に気さくな方で、ずっと笑ってましたね。絶え間なく知り合いが来ては話しかけて・・皆に愛されていました。でも、教えるときは厳しくて・・・平ザルから学びました。金田さんはラーメンに対して”シンプル・イズ・ベスト”って言うんですよ。」

 

山形の名店で教わった技術と「シンプル・イズ・ベスト」の教え・・・

「戻って店長をやって、初めは大変でした。なるべく自分でやろうって思って休めなくて・・でも、今は分散できています。今は父親も食べに来ますね・・・毎回点数言ってくんですよ 笑」優しく笑いながら大島店長は言います。

父親とラーメンを食べ歩いて、今は名店の店長を任されている息子さんに嬉しくないはずはないですね。

 

八千代市の中華そば金ちゃんビヨンド 外観
勝田台駅前にある2号店「中華そば 金ちゃん ビヨンド」。「金ちゃん」らしさを残しながら新しさを出している。

「2号店の”ビヨンド””超えていく”って意味なんです。”金ちゃん”らしさを残しながら新しい味に挑戦していく・・店長の瀧澤さんは凄い職人なんですよ!!」伺うと、瀧澤店長は都内の路地裏の超がつく有名な某お店の出身とか。

 

「金ちゃん ビヨンド」のラーメン・・・どこか「洋」の雰囲気ある1杯はイチバも唸った。

「シンプル・イズ・ベスト」の魂を受け継ぐ「金ちゃん」と、それを超えようと試みる「挑戦」「金ちゃん ビヨンド」。今後、どちらも目が離せないお店ですね!!御馳走様でした!!

 

大島店長!!極上の1杯!!御馳走様でした!!これからもシンプル・イズ・ベストな1杯を追求してください!



マッスルコメント

シンプル・イズ・ベストの魂に習って・・シンプルな脚トレーニング・・スクワットマッスル!!!

 

 

【お店概要】
店名 中華そば 金ちゃん
営業時間 ランチ 11:30~15:00(LO14:30)
営業時間 ディナー 17:30~20:30(LO20:00)
定休日 無休
電話 047-481-1157
住所 
千葉県八千代市萱田町592-3
(上記の情報は記事作成時点でのものです)

 

 

▼中華そば金ちゃん 地図だとコチラ▼

 東葉高速鉄道 八千代中央駅から徒歩約12分

近くには八千代市役所や八千代市立大和田小学校があります。

国道296号線(成田街道)からは、

市役所入口の交差点八千代中央駅の方へ曲がるすぐです。

 

 

▼中華そば金ちゃん 駐車場▼

通り沿いに【専用駐車場】の看板があり

 

お店の裏には広めの駐車スペース。

11台停められるようです。

『金ちゃん』の黄色い案内がある場所に駐車してください!

 

 

 

▼中華そば金ちゃんビヨンド店 地図だとコチラ▼


 京成本線勝田台駅南口から徒歩約1分

駅からすぐのところにあります。

 

【お店概要】
店名 中華そば 金ちゃん ビヨンド店
営業時間 ランチ 11:00~15:00(LO14:30)
営業時間 ディナー 18:00~21:00(LO20:30)
定休日 火曜
電話 047-489-1190
住所 千葉県八千代市勝田台1-7-1

※撮影・飲食のときのみマスクを外しています

 

 

 

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