寿司からラーメンへ!満足出来る1杯250円に賭けた職人の魂!「このみ」
皆さんラーメン食べていますか??自称日本一ラーメンを食べているアスリート(自分調べ)こと一場治之進です。実は今回は・・・ある情報筋から「印西市の利根川付近に凄いラーメン屋さんがある」と聞いて一人で現地に向かいました。今回は「凄い」しか聞いていませんが、どんな「凄い」なんでしょうか???は期待と妄想と空想で大胸筋・・いや、胸が膨らみます。
場所(このみ/千葉県印西市)
情報ではJR成田線の木下駅が最寄駅との事ですが、駅からは約1km程の距離ですね。これぐらいならマッスル徒歩圏内だと息巻いて、印西の街並みを歩きます。
歩きます・・・・・・
建物が近くに存在しなくなっても歩きます・・・・・
田んぼと川しか見えなくても・・・・あ、歩き・・・・
本当にこの付近にラーメン屋があるのかなぁ???珍しく弱気になります。
・・・ん??
色々とツッコミどころも個性的な雰囲気もありますが、一つだけ分かる事は「ここはラーメンを食べることが出来るお店」と言う事で、それだけ分かれば「入店して確かめる」1択でしょう!!!
店内・メニュー(このみ/千葉県印西市)
店内は取材開始時にもお客さんが多く、アットホームな雰囲気。座敷4席×2・テーブル4席・カウンター3席の計15席です。
色々と魅力的なメニューはありますが、ここはやはり¥250-の「奇跡」のラーメンを注文します。
「あっ!!材料足りねえや!!ナルトないけど良いかい??あと2杯分だ!!」と曽谷さん。
まさかのスープ切れギリギリ(汗)←実話
ともあれ、何とかラーメンにはありつけそうです。
調理(このみ/千葉県印西市)
店主の曽谷さんにお願いして調理を見学させて頂きました。
「スープは豚骨・鶏ガラ・煮干し・野菜で、煮干しの出汁の取り方のコツがあるんだよ。それは教えられないけど、煮干しは上手く出汁を取らないと・・しっかりした味が出ないんだ。醤油は俺は”ヤマサ”派なんだけど、この辺の人の馴染みある”キッコーマン”を使っているんだ。」と、曽谷さん。
海苔を提供前に切っている・・・・葱の切り方と海苔を提供前に切る・・これが調理中に印象に残りました。
実食(このみ/千葉県印西市)
スープは大枠としてはノスラー(昔ながらのラーメン)の様ですが¥250-とは思えない程の出汁感で、上品な動物系の旨味と醤油のストレートな香りがメインになります。最後に後味として、煮干しをほんのり感じますね。
派手さはないものの、雑味が無くしっかりとした作りです。一言で言うと「あ~ラーメン食べている」と言った印象ですね。
麺は珍来製麺所の中縮れで、モチモチ感と、「すする」瞬間の唇に当たる触感が良い感じですね。スープだけでなく丼全体のイメージにピシャリとハマっています。
具はバラロールチャーシュー・ワカメ・ネギ・海苔です。日によってはナルトも乗るそうです。
「チャーシューはバラよりロースの方が提供する日は多いかな。もちろん自分で作っているよ。」と曽谷さん。
チャーシューも小ぶりに見えますが、厚みはありますし・・・改めてすごいコスパだと思いますね。金額を抜きにしても、かなり美味しいラーメンです。
お店のこと
興奮冷めやらぬまま、店主の曽谷さんにお話を伺いました。
曽谷さんはメロンで有名な茨城県鉾田市出身で、学校卒業後すぐに東京の巣鴨に寿司職人としての修行に入ったそうです。
「15歳で巣鴨の寿司屋の小僧やってたんだよ。年齢??もう、東京五輪は2回目だな 笑。何だかんだで20歳の頃には一人で仕事任されていたよ。あの頃は景気良くてね~(寿司)職人が足りなかったんだよ。だから、数年で一人前になったりね。」懐かしそうに曽谷さんは話します。
その後、25歳の時に独立して寿司屋を始めたそうです。
「今で言う”つくば学園都市”でやっていたんだよ。その後は何だかんだで県南地区で3店舗経営してたんだ。”穂高””千両””黒潮”って名前で。結局は10年ぐらいやってやめたんだよ。それから・・・・・」
「印西の木下駅の近くで居酒屋!!」隣にいた曽谷さんの奥さんがタイミングよくフォロー。
「そうなんだよ。小料理屋をやっている知人に呼ばれて印西に来たんだ。寿司居酒屋で、所謂”カムバック”ってやつ 笑。それに、パチンコ屋の駐車場で”ラーメン屋台のおじさん”も7年ぐらいやったかなぁ~。」と曽谷さん。
「ち、ちょっと待ってくださいよ。ラーメンって・・・ラーメンの作り方は何所で習ったんですか??」
「もともと俺の親父がラーメンの屋台を30年ぐらいやってから大衆食堂をやっていたんだ。それで、中学3年には親の手伝いをやっていたから、ラーメンぐらいは作れるよ。元々の親の作り方に加えて、出会った中華の職人に聞いたりして屋台のラーメンは作ったなぁ。」と、当然の様に曽谷さんは言いますが・・・中学3年の頃には人に出せる料理を作れた事になります。それに、曽谷さんのラーメンは正に「昭和の屋台の味」と言う事になりますね。
「この場所に移動してから、居酒屋でなくラーメン1本にしたんだ。朝までは大変だし、寿司をやるにも田んぼの中だし。それに何かね・・話題が欲しかったんだよ。だから¥250-なんだ。コンビニもラーメン出すだろうし、¥250-ならコンビニも出せない金額だろうしね。原価の計算は得意だから細かくやっているんだ。」と曽谷さん。何だかんだで先を見据えて、大手コンビニに負けない様に・・と考えているそうです。
でも、この金額とは言え・・お客さんが引っ切り無しに来るのは凄いですね。
「そりゃあ、このお店は私でもってますから 笑」と曽谷さんの奥さん。
この雰囲気がお客さんに愛される一番の理由だと思いました。
マッスルコメント
曽谷さんのラーメンに負けない様にコスパの良いトレーニング!!公園でメディシンボール投げマッスル!!
店名 このみ
営業時間 11:00~15:00
定休日 水曜日
支払い 現金のみ
電話 0476-42-3768
住所 千葉県印西市大森4139
(上記の情報は記事作成時点でのものです)
※飲食時、撮影時のみマスクを外しています
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